この思いをどう表わそうか

思ったことをそのままに

「少年たち」と「ANOTHER」、そして「南の島に雪は降る」

今年も大阪松竹座に関西ジャニーズJr.の夏が訪れました。昨年「ANOTHER」、一昨年「少年たち」と来て、今年は「少年たち〜南の島に雪は降る〜」。本人たちやファンが言うように、一言で言うなら「少年たちとANOTHERを足したもの」でした。ですが、ただ単に足したわけではなく、足したことでまた新しい物語になってたのではないかなと感じました。

そこで、メモがてら「少年たち」「ANOTHER」「少年たち〜南の島に雪は降る〜」の大まかなストーリーの流れを比較してみたいと思います。

「少年たち」は2010年、2012年のものを映像でしか見たことがなく、「ANOTHER」に関しては見たことがない人間が書くので、間違いの指摘、ページを閉じる、バックなどご自由にお願いします。

 

「少年たち」

敵対する2チーム→新入りが来る→囚人をいたぶる看守長→2チーム力を合わせて脱獄を計画→新入りが殺され、脱獄失敗→看守長連行、囚人釈放

 

「ANOTHER」

遭難→島で生きるため力を合わせる→島の住人から敵対視→帰れず絶望し、1人の少年が入水自殺→島の住人を助ける→和解→島を出る

 

「少年たち〜南の島に雪は降る〜」

敵対する2チーム→新入りが来る→囚人をいたぶる看守長→2チーム力を合わせて脱獄→南の孤島で生きるため力を合わせる→看守長は島の住人をも手中に収めていた→帰れず絶望し、1人の少年が入水自殺→島の住人と和解、協力→島の住人を解放するため看守長の元へ乗り込む→新入りが殺され、再び牢獄へ→看守長連行、住人解放、囚人釈放

 

簡略化するとこんな感じでしょうか?うん、盛りだくさんすぎる。

盛りだくさんではありましたが、個々がそれぞれに登場人物として生きていたせいか、話は分かりやすかったです。ケントが死んでしまうきっかけ、ニシハタが乗り込む動機などなど、行動一つ一つに意味もしっかり持たされていたように感じました。看守長が南の島に牢獄を置いていることも矛盾は生じず、むしろ人間としての怖さをより感じました。ひとつ気になったのは、リュウセイが天涯孤独という部分にもっと触れて欲しかったなと。まあ盛りだくさん故、入れることができなかったんでしょうか。あと、囚人たちの収容される前の様子や脱獄の際、看守長にいたぶられるリーダーをリーダーが助けるというシーンも無くなっていたのはちょっぴり寂しいような。

今回、「少年たち」と「ANOTHER」の組み合わせと言われましたが、主題が「少年たち」なのはなるほどと。「少年たち」は簡単に言うと、看守長の元からの脱走。今回も牢獄から範囲を広げ、島から、看守長の元から囚人はもちろん、住人たちも逃げるという話でした。「ANOTHER」の要素も入っているけど、あくまで「少年たち」ということなのかなと。

詰め込みすぎて時間が足りない感じはありましたが、無駄な部分がなく、物語としてはとても良いものだったのではないかなと感じました。今後「少年たち」をする時はまた違った内容になるんでしょうが、どんな形になるのか楽しみです。直近だとSnowManとSixTONESによる「〜BORN TOMORROW」ですね。ジャニーさん役があるとか伺いましたが、どうなるのか……。

 

追記:「少年たちBT」大阪公演見ました。全く違う話でありながら少年たちの絆、戦争の悲惨さがしっかりと描かれていてとても引き込まれました。ジャニーさん役なかったですね。あの噂はなんだったの。