この思いをどう表わそうか

思ったことをそのままに

ありがとう いつも勇気付けてくれたよね

頭が真っ白になるってこういうことなんだろうなと思った。


2018年3月5日、1stライブツアーファイナルから8日後に突然ドリフェス!公式からの連絡。アプリとデータカードダスの終了。アニメが終わった今、これが示すのは、少なくとも「2次元のDearDreamとKUROFUNE、ルーキークラスの終了」だった。そして同時に、その日の21時から緊急特番を配信。もう思い浮かぶのは良くない知らせだけだった。その予想は的中。ドリフェス!は武道館公演をもって終了と知らされた。


私がドリフェス!に出会ったのは2016年2月22日だった、らしい。らしいというのは、正直日付まで覚えていない。

たしかアプリが始まるという告知かなにかのツイートに対するものだったと思う。「仮面ライダー電王」が大好きだった私は、真っ先に溝口琢矢くん(後にみぞたく、おしゃクソと呼ぶ)に飛びついた。また、2次元アイドルものにはとりあえず味見してみようというスタンスだったので、とりあえず、と5月のリリースと同時にアプリをインストール、プレイした。ただ、この頃は全くハマる気配がなかった。
スクフェスやアイナナ、デレマスに比べると簡略化された音ゲーシステム。微妙なモデリング。あまり上手いとは言えない演技。これはアンスト待った無しだと感じた。そんな中でもその時アンストしなかったのは、曲が良かったからだと思う。当時今ほどではないがすでにジャニーズにハマっていた私にとって、ドリフェスのキラキラなアイドルソングは心に刺さった。

そして10月になると始まったアニメ。ちょうどこの頃、仕事がかなり忙しく、アニメを見ても内容が入ってこない日々が続いていた。何を見ていたか覚えていない。覚えているのは、ドラマの逃げ恥と、このドリフェスだった。デビューを目指して走る男の子たちが、応援しているジャニーズJr.とだぶって見えたのを覚えている。そんな感覚のまま見続け、運命の回が訪れた。


7話です。KUROFUNE襲来です。


この時、アニメは見てても、アプリのストーリーは一向に進めておらず、KUROFUNEの存在も実は知らないままだった。なので突然現れたライバルユニットにどちらかというと少年漫画脳の私は、かなり心を揺さぶられた。そして終盤。


「ご機嫌いかがかな?プリンセス」


落ちた。


普段は普通の男の子、だがステージに立つとファンのためにキャラクターを纏うアイドル風間圭吾にスコーンと落ちた。自分でもびっくりするくらい落ちた。その直後、止まっていたアプリを進め始めた。そして、公式に上がっている「ARRIVAL〜KUROFUNE Sail Away〜」のMVで初めてキャストを見た。そこには圭吾と勇人がいた。おそらく、この時に5次元を初めて体感したのだと思う(ちなみにこの時は、まだ2.5次元アイドルプロジェクトだった)。そこからしばらくはドリフェス熱が加速した。


しかし、アニメが終わってしばらくすると、仕事がさらに忙しくなり、アプリも触れず、ドリフェスの動向も見る余裕なく、アプリを消してしまった。ドリフェスから離れてしまった。今となるとこの期間をとても後悔している。この期間に1stライブとファンミーティング03があったのだ。私は大阪住まいなので1stライブは難しかったかもしれないが、ファンミなら行けていたかもしれない。もっとお金を落とせていたかもしれない。そしたら何かが変わっていたのかもしれない。そう思っても今となっては後の祭りだ。


しばらくして、仕事が落ち着き余裕が出てきた。そんな頃にアニメドリフェス!Rの放送が始まった。配信は2話くらいまで逃してしまっていたので、もう諦めてTV放映を待っていた。第1話、ドリフェスのメンバーが帰ってきたとウキウキしながら見たのを覚えている。ちなみに、この少し前に1度消したアプリを再インストールしてちまちま進めて始めていた。
その第1話で先輩アイドルACEの小笠原明日真のセリフにこんなものがあった。


「可愛い止まりだな」


当時、継続してジャニーズも好きだったが、ちょうどその好きなジャニーズに仕事面でもやもやしたものを抱えていた時期だった。そんなもやもやに明日真さんの言葉が刺さった。そして感じたのは「この作品、他のアイドル作品とはもしかして違うのでは?」。改めて1期を振り返り、Rも2話3話と見ていった。この2、3話がKUROFUNE回というのも沼にハマらせる要因の1つだったと思う。その他にも5話の「アイドルが本業の方に交じって仕事をする意味」、6話の「親友とライバルの違い」などなど、ジャニーズを応援している上で疑問に思ったことなどに、1つの正解を与えてくれているように感じた。綺麗なだけじゃない、でもドロドロもしていない。泥臭くて悩んで迷って、でも真っ直ぐでキラキラしたアイドルを見せてくれていた。それは、もしかしたら私がアイドルに望む姿だったのかもしれない。こうして見事にドリフェスから離れることができなくなってしまった。


タガが外れたようにMV集、1期円盤、ハンサムライブ2016DVD、全曲を購入。年末から年明けにかけて行われていた「クロスドリームツアー 」にも足を運び、さらに深みへ。そして、1stライブツアー「ユメノコドウ 」大阪公演にも仕事終わりに遅れてだが参加した。席に着いて双眼鏡を覗いた瞬間、汗だくで踊るとみーの顔の美しさに心臓が止まるかと思った。そして推している公人くんが壮馬くんとみぞたくを従えて歌う「グローリーストーリー」に、ぼっち参戦でありながら「ぎゃあああ!!!」と沸いた。とみーのMCに涙し、「シンアイなる夢へ!」でさらに泣き、「ALL FOR SMILE!」最初のR11話とのシンクロ具合にまた泣いた。サイコーを超えた景色は存在していた。


BATTLE LIVEやツアーファイナルは参加することができなかったが、行った人のレポを読み、夜中に声を殺して泣いた。レポを読んで泣くのは初めてだった。なんて幸せなんだろう。そう感じていた時だった、今回のアナウンスは。


始まりがあればいつか必ず終わりが来るもの、何事も。でも今回はあまりにも急すぎて、特番のみんなの顔が少しも晴れやかでなくて。ただ、もし2次元が終わって3次元だけが続いても、逆だったとしても、多分今ほど応援はできなかった。そうなるともう5次元ではなくなるから。だから今回のようなことになるのがまだマシだったのかもしれない。もちろん最善は2次元も3次元も続いていくことだけれども。


そんな中もたらされた、DearDream2ndアルバム、1stライブツアーBD、KUROFUNE3rdシングル、BATTLE LIVEBDの発売。さらに武道館での「ドリフェス!」のライブ。最後の最後までプロジェクトに関わったたくさんの方の愛で満たされている。こんなに愛された作品を私は見たことがない。私も1オタクでしかないが、武道館にあるサイコーの先へ行くまで、これまでと変わらぬ、いやこれまで以上の愛を、エールを「ドリフェス!」という作品に送っていきたい。


ドリフェス!」ありがとう。好きになったこの時間がとても幸せでした。14人に出会わせてくれてありがとう。あと短い時間ですが、全力で応援します。